避妊薬は、毎日同じ時間に飲むことで、高い避妊効果が得られる薬です。低用量ピルや緊急避妊薬などがありますが、違いは何でしょうか?ここでは、避妊薬の種類について紹介します。

避妊薬服用後の経過と健康状態

経口避妊薬のうち、アフターピルと呼ばれる緊急避妊薬には、排卵を抑制・遅延させる作用、受精卵の着床を阻止する作用、受精を妨げる作用があり、これらの作用で、ヤッペ法では性交後72時間以内、ノルレボ錠なら120時間以内に飲むと妊娠を回避することができます。これ以上の時間が経過している場合には、アフターピルの効果はなく、規定時間以内でも早く服用するほど効果が高くなります。
緊急避妊薬を服用しただけでは、避妊できたかどうかは分かりません。その後、生理が来て初めて避妊が成立したことが分かります。また、平均すると1週間前後で生理が来ますが、早い人で2~3日後、遅ければ3週間程度経過することもあります。ただし、服用後すぐに出血した場合には、着床出血かもしれません。生理予定日から1週間経過しても生理が来ない場合には、妊娠している可能性がありますので、産婦人科を受診してください。
緊急避妊薬により健康状態に問題が生じることはありませんが、吐き気などの副作用が生じることがあります。また、一般的な低用量ピルとは違って、一時的な使用なので、妊娠中以外なら誰でも使用でき、重大な副作用はほとんどありません。
これに対して、低用量ピルは継続的に服用するものなので、健康な女性が使用することが前提です。そのため、処方の際には健康チェックが行われ、定期的に検診を受けることが推奨されます。低用量ピルの副作用では、吐き気、頭痛、乳房痛、不正出血などが見られます。これは、ホルモン環境の変化によるものなので、慣れると消えます。続くようなら、体質が合っていない可能性がありますので、別の種類の低用量ピルに替えるとよいでしょう。重大な副作用として、血栓症がありますが、発症は稀です。ふくらはぎの痛みや胸の痛みなど、いつもと違う症状が急に現れたら、すぐに服用を中止して医療機関を受診しましょう。